身近で発狂する人がいたとは
仕事を終えて駅に向かう途中で、帰るコールならぬ帰るLINEを奥様に送ったところ「おつかれさまー!」という返事のすぐあとに動画が送られてきた。
お、またチビたちのかわいい動画かな?とワクワクしながら再生しようとするのだが外なのでダウンロードにやたら時間がかかってジリジリと待った。
ようやく再生された動画はかわいいチビたちではなく中3の娘が発狂して泣き叫んでいる動画だった。
「ゔぁー!!あー!!」と泣き叫びながら服を振り回してソファを叩いていたのだ。
これはもうサスペンスだな。これほっとくと「積み木くずし 」みたくなるな。
身近で発狂する人がいたとは。
道中、ずっと憂鬱な気持ちで家路に向かう。
帰宅し娘・奥様から話を聞く。
聞けば、不機嫌で食べ物を雑に扱っていたところを奥様に注意され、ご飯食べる・食べない論争だった様子。それであんなに発狂するのか。怖くてもうあの動画見れない・・。
娘としては以下のような感情の流れらしい。
①注意される
②不機嫌になる
③ものにあたる
④もっとむしゃくしゃする
冷静になった娘が「どうしたらイライラしないようにできるの」と聞いてきた。
いや、まて。なぜ②の「不機嫌になる」をなんとかしようとするのだ。
②が発生してしまうのは①の「注意される」があるからだろう。じゃあそこをなんとかしようよ。注意されないようにすればいいんだから。お互い注意したくないし、注意されたくないじゃん。
②があって③をやっちゃうからどんどんエスカレートしていくんだよ。
いくら反抗期とはいえ自制が全くできない娘。(以前もアレルギーがあるぶどうを食べる・食べないで大泣きすることがあった。食べることばっかり笑)
その点は本人も自覚しているようだから責めるつもりはないのだけれど、こちらとしても対応にとても苦慮する。
悲劇のヒロイン的に私は何も悪くありません、被害者です的な物の考え方をする子なので、余計に手を焼く。
だがこういう劇場型の人は多少大げさなぐらいのクサイ台詞が効いたりするものだ。
もう覚えてないけど色々と言ってあげたら気分も落ち着いた様子。
娘は本当に単純なのです。実は扱いやすいのかもしれないけど。
頼むよー、娘。
それにしても、身近で発狂する人がいたとは。