医療情報技師に合格しました(中)
第1回目の医療情報技師能力検定試験で不合格となってから、ずっとくすぶっていた資格取得への思いを叶えるため、そして定期テストであまり点数がよくなかった娘へ「やればできるんだ」というエールを送るため、14年ぶりに医療情報技師能力検定試験に挑戦することを決めた私。
久しぶりに勉強に取り組むことになりましたが、果たして…。
勉強のために準備した教材
テキストをノートにまとめてひたすら書くというやり方は長続きしませんし、範囲が広すぎてとてもじゃないけど全てをカバーするのは無理です。
そこで必須なのが過去問題集。
実際の問題を何度も解くことで出題傾向や重要なキーワードなどが見えてきます。
その時点で最新版のものを買いましょう。トレンドもしっかりチェックすることが大事です。
私の場合、過去問題集に直接解答を書き込んで使いました。ノートに書き写すのが面倒だったのと、ひたすら問題を解いて丸つけを行い、解説分を読んでさらに理解を深めていくというルーチンが私には合っていたようです。
何周かすると過去問題集自体が一冊のテキスト状態になるので、流し読み程度の勉強にも十分使えました。
そのほか、家に眠っていた公式テキスト(ほんとに初期の頃)3科目分と、医療情報サブノート(第2版)も引っ張り出してきましたが、わからないところをサブノートでおさらいする程度でした。
想像していたよりも全然解けなかった
本格的に勉強をはじめたのは5月に入ってからでした。
いざ問題を解いてみると、全然わからない。特にいちばん得意としていたはずの「情報処理技術系」が解けなくなっていました。
2・16進数とかOSI参照モデルとか、とにかくもうすっかり忘れていたのです。
逆に「医療情報システム系」がすんなり解けるようになっていました。実際に病院システム管理者としての経験がある分、自然と知識が身について地力が上がっていたようです。
そして苦手な「医学・医療系」はやはり苦手。奥様が看護師なので質問したりしましたが、説明が難しくて混乱することもありました。(笑)
パターンを覚えろ。そしてとにかく暗記。
何度か問題集を解いていると、それぞれの科目で得意・不得意な分野がわかってきました。
まずはここに気づくことが大事ですよね。だってあとは不得意なところを重点的に覚えていけばいいんですから。
私は改めて進数や論理計算などについて復習(サブノートを使いました)しました。すっかりちんぷんかんぷんでしたので。今でもあやふやですけど。
そして、先にも言いましたけど、だんだん問題の傾向がわかってきます。具体的にどれと言われると困りますけど(笑)、この問題はパターンを変えてくるけど毎年出てるなとか、この際、統計は諦めようとか(笑)
こうして数ヶ月、寝る前の1〜2時間、無理のない範囲で勉強していました。やりたくない時は思い切ってやらなくてもOK。
最終的には、理屈なんてもうどうでもいいからとにかく問題ごと暗記しちゃえ!って感じになってました(笑)というか、いやでも暗記できちゃいますよ、ほんと。
試験の行われる8月頭には、すべての科目で80〜90点近い点数を取ることができました。十分合格できるレベルには達することができたようです。
そして試験まで2週間を切った、ある休日。
実家に兄家族・姉家族が集まるとのことで息抜きをかねて遊びに行くのですが、ここからが災難の始まりとなるのです。
つづきはまた。