がんばらない。

奥様、長女(16歳)、長男(6歳)、次男(4歳)との5人家族。病院に勤務する医療情報システム管理者(医療情報技師)です。自分らしく生きたい!自分探しの毎日です。

医療情報技師に合格しました(上)

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今年の8月に行われた第15回医療情報技師能力検定試験に合格しました。

実は2003年に行われた第1回目の検定試験を受検していた私。その時はあえなく不合格となり、それ以降は試験を受けることなく14年もの月日が経過しました。

そして突如、今年度の検定試験を受検する覚悟を決め、なんとか無事合格を果たし、14年越しのリベンジを果たしました。って時間かかりすぎ?(笑)

 

 

医療情報技師とは 

日本医療情報学会が認定する民間資格です。

その定義は

「保健医療福祉専門職の一員として,医療の特質をふまえ,最適な情報処理技術にもとづき, 医療情報を安全かつ有効に活用・提供することができる知識・技術および資質を有する者」

とされています。

 

病院で扱われる電子カルテシステムやオーダリングシステムなどのいわゆる「医療情報システム」の開発や運用・保守が主な業務となります。

 認定試験は「医学・医療系」「情報処理技術系」「医療情報システム系」の3科目で行われます。

病院に勤めている医療従事者にとっては「医学・医療系」の問題がとっつきやすい反面で「情報処理技術系」が苦手な傾向にあります。反対にシステムベンダーの技術者にとっては「情報処理技術系」は得意分野となりますが、「医学・医療系」が難関となります。

そして「医療情報システム系」は、より総合的な知識・スキルが必要な分野であることから、相応の知識・技術が求められます。このように医療情報技師は3分野の専門知識を有する「医療情報システムの専門家」といっていいでしょう。

記念すべき第1回試験を受検するも不合格

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医療情報技師能力検定試験は2003年に始まりました。

私がこの試験を受検したきっかけは、当時の職場の先輩から「一緒に受けてみないか」とお誘いを受けたからです。

この頃は学会主催の検定試験対策講習会も開かれていました。(今もあるのかな?)

私も受講しましたが、広大な範囲をカバーしなくてはならないこの試験において、半日程度の授業ではとてもじゃないですけど何の役にもたたなかったです(笑)

 

そして試験結果。

情報系専門学校卒の私が「情報処理技術系」のみ合格、残りの2つは不合格。

医療事務専門学校卒の先輩は「 医学・医療系」のみ合格、残りの2つは不合格。

お互いの得意分野・苦手分野がはっきりわかる結果となりました。

 

それからというもの、私はシステム管理、先輩は診療情報管理というようにそれぞれの業務が繁忙になってきたこともあって、医療情報技師への意識はどんどん薄れていきました。

受検費用は病院が出してくれたのに、ほんとスマンかったね。

 

その後、たまーに当時のテキストに目を通したり、なんとなく過去問題集を買ってみるものの、いっさい手をつけなかったりと、医療情報技師への思いはあるのにさらに一歩前へ踏み出せない自分がいました。

14年ぶりに覚悟を決める

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あっという間に月日は流れ、(端折り過ぎですね)今年の春。

とある医療情報システム情報誌に寄稿したのですが、病院のシステム管理者として15年以上の経験がありながら、これといった肩書のなかった私は自身の経歴に猛烈な物足りなさを痛感したのです。

医療情報技師は業務独占資格ではないので、資格がなくてもシステム管理者として働くことに何の問題もありません。

しかしながら医療情報技師という資格があるかないかでは相手に与える印象が大きく異なるのも事実。(少なくとも私はそう感じている)

 

時同じくして、中学1年生になった長女が初めての定期テストで惨敗。

ただ「勉強しなさい」と言うだけでは説得力がないと感じていた私は、自らが率先して勉強に励み結果を出す姿を見せることで、娘へのエールを送りたいと考えたのです。

 

 「よし、医療情報技師に挑戦しよう

 

 こうして私は医療情報技師への14年越しの挑戦を決めたのです。

 

続きはまた。